足音 - 池田綾子 (いけだ あやこ) 人はなぜに巡り合い 手と手結ぶのだろう 花のように 風に揺れて 寄り添い合うのだろう 消えてゆく星を潜り 朝日の見える丘へ 東の雲 輝くのを 君と見つめていた 目の前の 朝の光 始まりの合図にして 穏やかに 歩き出した 二人の足音 きっと超えてゆくのだろう 手には持てないほとの 荷物抱え 言葉もない 静か過ぎる夜も 動き出す町を潜り 押し寄せる人波は 涙色の...
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