瑠璃の鳥 - 霜月遥 (霜月はるか) 震え屆く風 頰撫でゆく 靜寂に抗う赤子のように 抱え込み離さなかった 籠は容易く崩れ去る 限られたときとはざまをゆく 瑠璃の鳥示した星の兆し 月を背にした暗暗さえも いとおしく思える ひび割れ欠けてく 歪んだ糸模様 屆かない叫びを この胸に押さえて かざした手のひら すり拔けていく 思い出せもしない 打ち棄てた身體 迷いの中 漂い辿り著くのは 途切れた軌跡 明...
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