
■ストーリー――その館には、生きた人形が棲んでいる。地方に住む卯月誠一の元に届いた招待状。そこに記されていたのは懐かしい従妹の名前だった。幼い頃に住んでいた土地・伊沢街。避暑地としての賑わいを見せるそこには森の奥に大きな屋敷が建っている。からくり師を祖として代々受け継いできた如月の一族。数年に一度行われる謎めいた儀式に出席を請う物だった。久しぶりの再会に胸を躍らせながら誠一は帰郷を決意する。訪れた先で彼を待つのは謎めいた大きな屋敷と幼い頃に共に過ごした少女達。共に育った本家の少女・如月零。如月家に仕えるメイド・水無月一葉。共に学び舎で過ごした少女・野上美優。そして…謎めいた「生き人形」の伝説。これは蜘蛛の糸にとらわれた蝶が、再び羽ばたくための物語。